読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

[G-Star 2016]ToSのスマホ版「Tree of Savior:Mobile Remake」を実際にプレイ。スマホに適した操作性&育成要素の簡易化はまさに“リメイク”

韓国・釜山で開催中のゲームショウ「G-Star 2016」にて,今年も大規模出展を行っているネクソン。今回は会場全体のうち,約3分の1の面積を占めているネクソン御一行だが,そのブース内にはスマホ向けMMORPG「Tree of Savior:Mobile Remake」iOS / Android以下,スマホ版)がプレイアブル出展されていた。

 ToSことTree of Savior(以下,PC版)といえば,「まだ日本に来ないの?」と長らく日本でのサービス開始が望まれていたビッグタイトルで,2016年サービス予定のPCオンラインゲームの中でも,その動向には大きな注目が集められていた。そして先々月の9月28日,待望の日本国内における正式サービスがスタート。十二分に期待に応える仕上がりであったのは,今更言うまでもないだろう。

 IMC GAMESの手掛けるToSスマホ版は,PC版の世界観を踏襲しつつも,グラフィックスやサウンドはバイルデバイス向けに最適化。また,シンプルな操作性とUIが用いられているほか,育成システムの煩雑さも軽減し,さらにスマホ環境に適したコミュニティ機能の拡充が図られているのだという。

 これだけを見ても単なる移植と捉えるより,タイトル通りに“リメイクされている”と考えるほうが妥当だ。それでは実際のところがどうなっているのか,実機のゲーム画面とともに見ていこう。

 

まず,スマホ版のキャラクターメイキングはPC版から一新,プレイヤーキャラクターの作成をより直感的に行える。何も知らずにゲームを始めるであろう非ToSプレイヤーであっても,迷いなく進められるはずだ。

 

ゲームをスタートしてすぐに印象に残るのがマップとサウンドのクオリティの高さだ。どちらもスマホ向けに最適化されているのだろうが,パッと見ではPC版との違いが分からないほどの出来栄え。隣に並べてどうのこうのと比較すれば違いはあるだろうが,ここで言いたいのは“既プレイヤーにとっては違和感のない仕上がり”ということなので,詳しくは自身の目で確かめることを推奨したい。

 

操作系統は,画面左下に移動用のバーチャルパッド,画面右下にアクション用のボタンが配置されており,スマートフォン端末をコンシューマゲーム用のゲームパッドのように持って遊ぶスタイルだ。移動はバーチャルパッドのアイコンだけでなく,画面全体に入力判定があるため,精密さを求める場合はアイコンで,手軽に動きたいときは画面でと,使い分けできる。

 また,特筆すべきはプレイヤーキャラクターの移動速度にある。スマホ版ではプレイヤーキャラクターの移動するスピードが軒並み速い。その速さ・快適さといったら,ソードマンの「ダッシュ」を,スタミナ消費なしで使っているような感じだ。

 

戦闘では,画面右下のアタックボタンと,4つまでセット可能なスキルボタンを使用する。ボタンの組み合わせによるコンボ,状況に応じたスキル選択ができるよう,好みの配置を追求していきたいポイントだ。

 なお,戦闘時はアタックボタンを押しっぱなしにすることでオートアタックが発動するほか,画面下の中央寄りの四角いボックスボタンをタッチすると,「オート戦闘」に切り替わる。このモードは通常攻撃だけでなく,スキルを混ぜつつの手際のいい戦闘を自動で行ってくれるため,正直なところ,使い勝手が非常に良い

 

そして,最も便利さを感じたのが,クエストを自動で進行してくれるボタンの存在だ。これはいわゆる,“お使い系クエスト”の目的地まで移動してくれるだけではなく,「~~を3個集める」的なクエストアイテムを入手するクエストであれば,対象となるクエストモブを探し当て,それらを自動で狩ってくれるという,なんとも利便性が高すぎる機能なのだ。

 言ってしまえば,「ボタンをぽちっと押すだけで放置BOT化」ともいえるし,「チマチマを積み重ねていく達成感」を一蹴する機能ともいえる。しかし,これはスマホゲームなればこその機能なので,反感の種にはなりづらい。このアプローチに関しては確実に,“MMORPG特有の面倒くささ”を軽減する手段となり,端末との親和性から考えると,まとまった時間が取れない人こそ,有意義にゲームを続けられる機能に化けるだろう。

 まあ,あくまでゲームの最初の部分にのみ通ずる論法のはずなので,過信は禁物。